ソウノルータです。
ゲーム音楽(特にレトロゲームのピコピコしたもの)が大好きな自分ですが
もちろん、オンギャアーーー!!!!!とこの世に生まれた瞬間から
ゲーム音楽が好きだったわけではありません。
自分が生まれた時は、TVゲームは存在していましたが
今ほど当たり前のものではなく、自分が物心をつき始めた頃から
丁度ファミコンブームがものすごい勢いで加速し始め、そこから例に漏れず
ゲームを遊び始め、今に至るわけです。
まだ、幼い子供だったのでちゃんと自分で理解はしていませんでしたが
その頃から、感覚的にゲーム音楽が好きだったのを覚えています。
レンタルCD屋でドラクエのCDを借りてもらって
最後のトラックとして入ってたゲームオリジナルストーリー(ゲームのBGMがメドレー形式で収録されているやつ)を延々聞いてた記憶があります。
これよ~~!!このアポロン盤のドラクエのサントラ、めっちゃ聞いてた…!!
そんな感じで今に至るゲーム音楽、特にレトロゲーBGM好きが始まっていくのですが
自分の中で、初めてゲーム音楽に衝撃を受けた瞬間というのは今でも明確に覚えてまして。
自分が幼稚園の頃、今でも覚えてる小児科の真正面にあった『レンタルビデオ屋マック』。
そこで、今冷静に考えるとかなりグレーな気がしますが、ファミコンのレンタルサービスというのをしていたんですね。
たまにそこに連れてってもらっては、ゲームを数本借り
返却期間まで遊んで、もっと遊びたいと思ったゲームを買うっていう
そういうサイクルを送っていたわけです。
そんな中で出会った、今でも自分の人生で一番好きなゲーム『MOTHER』。
子供心に「なんかめっちゃ赤いやつあるやん!!!」って思ったのと
パッケージ裏のキャラクターが、当時のメジャーだった中世の騎士っぽい感じでなく
自分よりちょっと年上の少年少女が描かれていたのが、非常に印象的だったのを覚えています。
子供ながらに何か他のゲームとは違う雰囲気を感じて惹かれたわけですね。
そこで、MOTHERをレンタルしてもらい、家に入れて電源を入れるわけですが
レンタルされていたゲームなので、前の人がプレイしたデータが残っているわけですね。
子供なので、その辺はあんまりよく分からず
何も考えずに一番上のデータを選択。
そこで、流れたのが『スノーマン』でした。
一面白銀の世界で、流れてくるこの美しいメロディーのBGM。
自分の感情をどう言葉にしていいかなんて幼稚園児の自分には分かるはずもなく
ただひらすらにぽかーんとこのBGMを聞き続けてました。
間違いなく、これが自分の人生の中で一番最初にゲーム音楽に衝撃を受けた瞬間で
「よくわからんけど、このおんがくずっときいてたい」的な感情になったのも初めてだった気がします。
当時、妹と同じ部屋で部屋の真ん中に小さなブラウン管テレビにビデオデッキ
それにファミコンが繋がれていて、そのテレビの前でひたすら聞いてたスノーマン。
この曲を聞くと、今でもその情景が浮かびます。
後にMOTHERをきちんと購入し、Pollyannaを始めとした他の名曲にも触れていくわけですが
たまたま、前の人のセーブデータがスノーマンで止まっていて
最初にこの曲と出会ったのも、また一つの縁なのかな、と思っています。
このスノーマンの曲が好きすぎて、ラジカセをテレビのスピーカーの前に持ってきて
カセットテープに録音して、当然音質なんて全然良くないし音も遠い
そのカセットテープを延々と聞いてた幼稚園年長時代でした…。
ああ、懐かしきや、、再生ボタンと録音ボタンを同時に押しての録音操作。。。
あと、これに付随するお話ではありますが
初めてCDの取り寄せを、ショップにお願いしたのがMOTHERのサントラだったりします。
1989年版の方です。
当時は通販なんて当然なかったし、田舎だったのでゲームのサントラCDはほぼ入荷されず
勇気をだしてCDショップにお願いして、取り寄せてもらって購入しました・・・!
ただ、これも原曲はメドレー形式のみしか収録されていませんでしたが…!
スピーカーの前にラジカセを置いての録音から
直禄という事を学び、直録した音源をカセットテープにいれ
さらにPCを使ってデジタルで録音することを学び、その音源をiPodにいれ
今ではついに公式でファミコン版の音源が曲単位で収録されたCDが発売され
なんやかんや、30年以上聞き続けてる音楽と相成りました。
MOTHER MUSIC REVISITED〔DELUXE盤(CD2枚組)〕
2枚組のDELUXE盤にしか、ファミコン版の音源は入ってないのでご注意ください…!!
去年は、そんな大好きなMOTHERと公式でお仕事させていただく機会があったりと
生きてりゃ何があるか、分からないもんだなと思うわけです。
ゲーム音楽の話をしてたと思ったら、気がついたらMOTHER語りみたいになってしまった…!
それでは最後に、僕がMOTHERで一番好きなことばでこの記事を締めたいと思います。
子供の頃はなんとも思わなかったけど
大人になってから読むと染みるセリフナンバーワンですわ…。
この精神で生きていきたい。
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